肛門周囲膿瘍
肛門周囲膿瘍
おしりの周りがズキズキと激しく痛み、座るのもつらい、さらには熱まで出てきた…。これらの症状は、肛門周囲膿瘍のサインかもしれません。肛門周囲膿瘍は、肛門周辺の組織に細菌が感染し、膿が溜まって腫れや痛みを引き起こす病気です。この病気を放置すると、症状がより厄介な痔瘻へと進行する可能性が高まります。
千葉市花見川区の「いまにし医院」では、一刻も早い治療が必要となる肛門周囲膿瘍に対して、迅速かつ的確な診断と切開排膿を行います。当院の診療方針である「痛みの少ない方法」に基づき、患者様の苦痛を速やかに和らげます。
肛門周囲膿瘍は、肛門内部の「歯状線」にあるくぼみ(肛門小窩)から、便に含まれる大腸菌などが侵入し、感染・化膿することで発症します。軟便や下痢が続くと細菌が侵入しやすくなるため、発症の引き金となり得ます。また、疲労の蓄積や免疫力の低下、糖尿病などもリスク要因として挙げられます。
膿瘍が発生した場所によって症状は異なります。
肛門周辺に強いズキズキとした痛み、腫れ、しこりを伴います。座ることも困難なほどの強い疼痛を感じることがあります。
腫れやしこりが外から触れにくいため発見が困難な場合もあり、超音波やCT、MRIなどの画像診断を要することがあります。肛門やその周囲の痛みや発熱を伴うことが多いです。
膿の量が増え、炎症が進行すると、38〜39℃の高熱を伴うこともあります。
肛門周囲膿瘍を放置すると、溜まった膿が肛門周辺の皮膚を破って自然に排出されるか、医療機関で切開排膿されます。これにより痛みは一時的に和らぎますが、膿の通り道がトンネル状の「瘻管」として残り、痔瘻(慢性期の病態)へと進行します。
この段階では、痛みがなくなることが多いため、「治った」と勘違いしてしまいがちですが、実際には病態がより厄介な慢性期に移行したに過ぎません。痔瘻は自然に治ることがほとんどなく、放置すれば治療がより複雑になるだけでなく、まれにがん化するリスクもあります。
当院では、問診で症状や便の状態を詳しくお伺いした後、視診、触診、そして肛門鏡を使って診断します。深い部分に膿瘍が広がっている場合は、より正確な情報を得るためにCTやMRIなどの画像検査が可能な提携医療機関をご紹介し、連携して診療を進めます。
肛門周囲膿瘍の治療において、薬物療法は効果が乏しい場合があります。膿が溜まった部分に内服薬の成分が届きにくいことがあるためです。最も効果的な治療法は切開排膿術です。
手術手順
局所麻酔(あるいは腰椎麻酔)を施し、腫れている部分を切開して溜まった膿を排出します。これにより、激しい痛みや発熱といった症状が迅速に改善されます。
日帰り治療
膿瘍が浅い部分にある場合は、日帰りで切開手術が可能です。
この処置は、現在の激しい症状を和らげるためだけではありません。肛門周囲膿瘍の段階で迅速に切開排膿を行うことは、その後のより重く、治療が複雑な痔瘻への進行を食い止めるための、極めて重要な治療選択となります。
切開排膿後、一時的に症状は和らぎますが、膿の通り道が残ることで痔瘻へと移行する可能性があります。当院では、切開後1ヶ月ほど経過して炎症が落ち着いてから、痔瘻の有無を評価し、必要に応じて痔瘻の根治手術をご提案します。
激しい痛みや発熱がある場合は、決して我慢せず、早急に当院にご相談ください。土曜・日曜も診療しており、いつでもご来院いただけます。排膿後も下痢便が持続する場合や刺激物による炎症が持続する場合は再度排膿手術を要することも稀にあります。
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